ロジカルシンキングがなぜ必要か・・・。
シンプルかつスマートに問題解決ができ、納得のいく筋道で相手を説得できる、特にビジネスパーソンであれば必ず役に立つスキルであることはこのブログでお伝えしてきました。もちろん仕事においてだけでなく、毎日の生活でも使えば非常にスムーズに物事が運ぶものである事も理解しています。
しかしながらこのブログで大手を振って言ってはいけない事ですが、実際にものすごくロジカルシンキングに長けている人を周囲で見た事が無く、実際なくても困らないモノ・・・という感じがある事は否めません。
しかし色々調べていくと、今までの「必要である」とは少し違った意味で「重要」である事がわかってきました。今回はその「少し違った」目線で、どのようにロジカルシンキングが重要かについてお話したいと思います。
目次
世界とロジカルシンキング
日本は島国であり、あまり他民族が入ってきたことが無く、そんなに大差ない考え方をする人に囲まれて生活してきました。その為、空気感・風情・情緒など、言葉で言い表せないものを、なんとなくみんなでくみ取りましょう、という文化が根強く残っています。「以心伝心」という言葉もあるようし、言葉に出さなくてもわかるよね?という厄介な考え方いまだにあります。
しかし、世界に目を向けてみると少し事情は違います。大陸などはいくつもの国が地続きで、全く考え方や風習の違う民族が一緒に生活する事も珍しくありません。世界における日本ブームもあり、かなりの外国人が日本に入ってきていて、そんな文化も習慣も違う人達に「空気読んでね」「なんとなくわかってね」は通用しません。
日常生活では、外国の方とは関わらないという選択肢もできなくはないですが、仕事となると話が変わります。取引先が海外の企業だったり、外国人を従業員として迎えた場合、してはいけない事やしてほしい事を確実に伝えなければ、仕事が成り立ちません。外国語が話せるか否かの問題ではなく、本当に伝えたい事を、誤解なくスムーズに伝えられるかどうかは、やはりその事が相手に納得のいく筋道だったモノかどうかが、相手を説得させられるかどうかの焦点になります。
そういった意味で、日本人がロジカルシンキングを身に付ける事が急務、という事になります。
人材とロジカルシンキング
一旦日本国内に話を戻して・・・。日本では「私、ロジカルシンキングできます!」という人に出会う事はほとんどありませんが、ロジカルシンキングはどのように認識されているのでしょうか。
かつて、ロジカルな考え方の持ち主と言えば、プログラマーやエンジニアと言った、IT系の人材に多いイメージがありました。しかし今では、IT系の仕事で意外でも、論理的に物事を捉えられる人材が求められています。
プログラミングとは、論理的な命令を細かくした集合体でできており、細かな指示をコンピューターに与える事で、総合的なシステムとして成り立ちます。ビジネスパーソンとして、このプログラミングのように、難しいことを誰にでもわかりやすいように単純化し、それらの役割を順序立てて相手に伝えられるようなスキルが必要であり、最も求められる人材です。
最後に
海外での共通言語と言えば「英語」ですが、それと同じぐらい重要なスキルが「ロジカルシンキング」だと言われています。その点で日本は、他国より認識や国の対応は遅れ気味だと言わざるを得ません。
これから皆さんやそのお子さんが海外でグローバルに活躍する事を望むなら、英語とロジカルシンキングを身に付ける事をお勧めします。いや、海外で働かずとも、身に付けておけば、会社にとって手放せない人材になるでしょう。